アニメや漫画で海水浴場が出てくると子供がよく砂の城を
作って遊んでいるシーンが映し出される。
多くの場合、西洋風の巨大な城でもはや芸術と言っても差し支えない出来栄えだ。
子供はもちろん大人にだってあんな代物を作れるわけがない。

そもそも砂浜の砂であえて城を作ろうという発想自体が
突飛過ぎるのではないだろうか。
城の模型を作るうえで砂という材料は適切とは言い難い。
これに対して、いや実際に城を作ろうとしている子供が少なからず存在する
という反論があるかも知れないがそれは冒頭で挙げた創作物に
影響されてのことである可能性は否定できない。

砂上の楼閣という言葉から着想を得たのだろうか。
最初から作れないのだから崩れやすい以前の問題だ。

もしかしたら過去の著名な創作物が作中になんとなく砂の城を入れたことで
他者がそれに追随し、広まっていったのかもしれない。
砂の城ははっきり言ってくだらない例で、しかも私の勝手な思いつきだが
こういった経緯からいつの間にか当たり前のように定着している
存在というのは結構あるのではないだろうか。
それらの存在意義を考え直してみるのもまた一興だ。

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