体験版が公開されたようなので早速やってみた。

一番の差異はやはりマップエディタの変更だろう。
今作はRTPのマップチップがXPと比べて、より記号的なものに変更され、
マップエディタもそれに準じたものになっている。
記号的という表現はやや分かり難いが、ドラクエにあるような
1マス階段が復活したと言えば分かりやすい。
XPのRTPに1マス階段が合わないのはXPのRTPが写実的だからで、
フィールド用素材が存在しないのもこれが一因だと思われる。

記号的なマップの利点は、組みやすいことに加えて
プレイヤーにとっても認識しやすいマップであることだ。
一方で、XPのように多層構造を活用して細かく描き込むことは
できないので、マップの特性や個性を出すことが難しい。
よって長編になると似たり寄ったりの光景が続いて退屈する、
という事態が発生する可能性もある。

また、キャラクターがもともと駒に近い形をしているので
ダンジョン自動作成や付属のバストアップ画像などを利用すれば
既存の素材だけでローグライクやSRPGなんかも作れそうだ。
XPでも出来ないことはないが、前述の通りマップが写実的なので
どうも違和感がある。
ダンジョン自動作成時に実行される処理はスクリプトとして
いじることができればいいのだが過度の期待は止めておきたい。

RGSS2は、まさに痒いところに手の届いたという感じだ。
新機能のぼかし処理は、ぼかし処理のない部分に
相対的にフォーカスを当てる、という効果がある。
波形描画や表示画像の取得は演出の幅を広げてくれるし
その他の新メソッドもそこそこ便利なものが揃っている。

結局のところ違いは主に素材面なので、スクリプトも画像素材も
自作可能な人にとっては、XPとXVの違いは皆無といっていいと思う。

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