本質について

2006年11月7日 愚痴
響きはいいものの具体性が伴わない本質という言葉を議論、特に
誰かの意見の反論として用いると詭弁扱いされる可能性が高い。
それは本質的な意味での○○とは異なる、というだけでは
○○の本質とは具体的に何なのかが全く分からないからだ。

よって本質という言葉を用いた反論に対しては、その具体性を追求することが
最も適切な再反論であるように思えるが、こういったやり方は
問題解決という参加者共通の目的の達成を妨げる恐れがある。

というのも、もしここで本質の具体像を提示することが出来だとして、
それが周囲の賛同を得られればいいのだが、そうでなければ
本質とは何かという根本的な論争に発展することになる。

もし、議論自体が参加者の目的ならそれは何ら問題のないことだが
現実的な問題解決を意図した手段としての議論において論点が
こういったものにシフトしてしまうことは時間の浪費以外の何者でもない。

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