結果と過程

2006年9月15日 コラム
ゲームシステムの外見が他のゲームと似ていると、その楽しみ方も
同様に似通っているように思えてしまうが案外、そうでもない場合も多い。
ここでいうシステムの外見とはRPGの戦闘における各パラメータの
扱い方などの基本的なルールのことだ。

ゲームには結果に重点が置かれたものと過程に重点が置かれたものとがある。
これらはゲームの楽しみ方に直結する問題だがシステムの外見だけではこれらを判断できない。

結果重視の場合、過程とは単にゲームクリアという結果を出すためのものに過ぎない。
つまり、クリアするために最適な行動をとることがそのまま
ゲームを楽しむことにつながる。
だとするとこれらのゲームにおいて作者が心掛けるべきは
絶妙なゲームバランスである。

過程重視の場合の結果はどちらかというとオマケのような存在で
クリアに至る過程をどう楽しむかはプレイヤーに委ねられている。
だから単にクリアするために最適な行動を取るだけでは
物足りなさが残ってしまう。
これらのゲームで絶妙なゲームバランスを追求すると
逆に遊び方の幅を狭める結果になってしまう可能性がある。
むしろ少しくらい簡単にした方が支持が得やすい。

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