8月3日の日記

2006年8月3日 時事
毎年この季節になると出てくるのが太平洋戦争を舞台にしたドラマだ。
制作側としてはドラマを通じて戦争を考えるいい機会になれたら
という制作理念を掲げることができるうえに、
メディアや大衆が一種の集団ヒステリーに陥っていた中で
それらに惑わされずに強く生きた主人公を演出できる。
また、現実に起こった戦争を舞台とすることで架空の戦争を扱う場合と
比べて主人公やその周囲が被る悲劇にリアリティがある。

しかし、いくら現実の世界が舞台であっても話そのものが
フィクションならば視聴者はそのことを踏まえたうえでの
一歩引いた見方が必要であるように思う。
主人公に感情移入することは物語を楽しむ上で大切なことだが
現実に起こった事を前提としているために度が過ぎると
現実との混同を招きかねない。
フィクションなのだから演出上の理由で事実、史実に対して
誇張がなされている可能性も十分に考えられることだ。

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