制作時間について

2006年7月23日コラム

ゲーム制作にかかった期間、つまり制作期間なら
完成した日から、始めた日を引けばすぐに求まるのだが
それでは制作にどの程度の時間を要したのかは分からない。

コンテストなんかでは制作期間を問われることが少なくないが
制作期間がどの程度かというのは大して重要ではないし
この情報に何の意味があるのかも疑問だ。
完成にどの程度の時間的コストを掛けたのか、というのなら
一日の制作時間によって左右されてしまう制作期間は最適とは言えない。

それでも制作期間が一般的に用いられるのは冒頭で挙げた通り、
制作時間は特別に計測しない限り、分からないからだ。

もし制作ツール側に計測機能が付いていれば、少ないながらも
ツールの持つアドバンデージになり得るのではないだろうか。
時間を計ってもらえれば、作る側はそれを意識して計画が立てやすくなるし
これから作ろうとする側には、どの程度の時間的コストが掛かるのか
自分にそれだけの余裕があるのかについて制作期間よりも
正確な指針になることができる。