呪文の神秘

2006年3月15日 コラム
近頃はあまり聞かないが魔法や特殊技の名前にドイツ語を
用いるという例は少なくない。

呪文の神秘性は理解できないものに対する神秘性だ。
例えば呪文が日本語で形成されることはまずあり得ない。
言語学者でもなければ日常的に接する、つまり理解している
と本人が感じている言語に対して神秘性を感じることは難しいだろう。

英語はどうだろうか。
今はどうだか知らないが私のときは英語教育は中学からだった。
もちろん、使いこなすのは難しいが中学3年にもなれば
十分に身近な言語として感じられるようになる。
英語が身近になれば英語に対して持つ神秘性は薄れる。

そこで彼らが英語に代わるものを探した結果がドイツ語なのでは
ないだろうか。

呪文の神秘性を重視するという観点からみると、
実在する言語を用いることは本来、得策とは言えない。
だが、センスある呪文を創造することは容易ではないため
実在する言語の中から作者の視点から見て神秘的であるものが
選択される。

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